イーマーン

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●   イーマーンとは:

アッラーとその②諸天使、③諸啓典、④諸使徒、⑤来世、そしてそれが良きことであれ悪いことであれ⑥運命を信じること、そしてそれに沿って行動することを言います。

イーマーンは言葉及び行いを包含します。つまり心と舌でもって言葉にし、心と舌と身体をもって実践されるもので、アッラーに対する服従行為によって増加もすれば、反抗的行為によって減少もします。

 

●   イーマーンの分類:

 

アブー・フライラ(彼にアッラーの御満悦あれ)はこう伝えています:「アッラーの使徒(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)は言いました:“イーマーンはおよそ70、あるいは60に分類される。その内最大のものは「 ラー・イラーハ・イッラッラー(アッラー以外に真に崇拝すべきものはない)」の言葉であり、最小のものは道から有害なものを除去することである。そして羞恥心はイーマーンの1部門であるのだ。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[1]

 

●   イーマーンの完全な形:

 

それはアッラーとその使徒に対する完全な愛です。それによってその者の愛する存在が決定付けられます。また、それを行い、広めることです。

つまり心の行いであるムスリムの愛も嫌悪もアッラーゆえであり、身体の行いである施しをすることもそれを控えることもアッラーゆえなのであれば、それはイーマーンの完全な形であり、偉大かつ荘厳なるアッラーへの完璧な愛なのです。

 

1-至高なるアッラーは仰せられました:-言ってやるがいい。「あなたがたがもしアッラーを敬愛するならば、わたしに従え。そうすればアッラーもあなたがたを愛でられ、あなたがたの罪を赦される。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。」,(クルアーン3:31)

 

2-至高なるアッラーは仰せられました:-信者は、アッラーのことに話が進んだ時、胸が(畏敬の念で)戦く者たちで、かれらに印が読誦されるのを聞いて信心を深め、主に信頼する者たち、礼拝の務めを守り、われが授けたものを(施しに)使う者たち、これらの者こそ真の信者である。かれらには主の御許にいくつもの段階があり、寛容と栄誉ある給養を与えられる。,(クルアーン8:2-4)

 

●   イーマーンの段階:

 

イーマーンには旨み、甘美さ、そして真実があります:

 

①     イーマーンの旨みとは:預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)が次に示す言葉の中で示しています:「アッラーが主であり、イスラームが宗教であり、ムハンマドが使徒であることに満足する者は、イーマーンの旨みを味わったのだ。」(ムスリムの伝承[2]

 

②     イーマーンの甘美さとは:預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)が次に示す言葉の中で示されています:「(次の)3つ(の特質)を備えた者は、イーマーンの甘美さを得た者である:つまりアッラーとその使徒がその他のいかなるものよりも愛しいこと、そしてアッラーのみのために人を愛すること、またあたかも地獄の業火に投げ込まれることを厭うがごとく、不信仰に戻ることを厭うことである。」(アル=ブハーリーとムスリムの伝承[3]

 

③     イーマーンの真実とは:

完全に確信し真にイスラームの教えに則っている者、またイスラームのイバーダ(崇拝行為)やダアワ(布教)において努力・奮闘したり、自らの信仰を守るために移住したりイスラームの興隆のための一助を担ったり、アッラーの道において尽力したり財を施す者、また正直で、忍耐強く、惜しみなく物を与え、禁じられているものを避ける者に授けられるものです。

またしもべは、現実に起こった出来事が起こるべくして起こり、起こらなかった出来事はそもそも起こる運命にはなかったのだということを知るまでは、真のイーマーンに到達したことにはなりません。

 

1-至高なるアッラーは仰せられました:-ムウミン(イーマーンの徒)とはアッラーが想起されればその心が畏怖の念に襲われ、そして(クルアーンの)節が唱えられればその信仰心が増し、またその主にタワックル(自らの身を完全に委ねること)する者たちのことである。(また彼らは)サラー(礼拝)を行い、われら(アッラーのこと)が糧として恵んだものから施しをする。彼らこそは真のムウミン(イーマーンの徒)である。彼らには主の御元に(高い)位階と御赦し、尽きることのない報償がある。,(クルアーン8:2-4)

 

2-至高なるアッラーは仰せられました:-そして信仰し、自らの信仰を守るために移住し、アッラーの道において奮闘した者たち。そして彼らマッカからの移住者たちに住居を提供し、援助した者たち。彼らこそは真のムウミン(イーマーンの徒)である。彼らには(アッラーの)御赦しと尽きることのない報償があるのだ。,(クルアーン8:74)

 

3-至高のアッラーは仰せられました:-ムウミン(イーマーンの徒)というものはアッラーとその使徒を信仰し、その後(その信仰に)疑念を抱くことなく、財と生命をかけてアッラーの道に奮闘する者たちのことである。彼らこそは真に信仰する者たちである。,(クルアーン49:15)

 

●   より高いイーマーンの段階について:

イマーンとは言葉、形、旨み、甘美さ、真実を持つものです。

より高いイマーンの段階とは確信するということです。なぜならば、それは疑いを持たないイマーンであり、躊躇することがないからです。あなたの目の前に現れているものを見るのと同じように、そしてアッラーが目の前にいるかのように崇拝行為をするように見えないものについても確信すること。これこそがイフサーンなのです。もし、アッラーやかれの美名と属性、天使、諸啓典、使徒たち、そして最後の審判の日に関することにおいて、アッラーが不可視の世界についてお伝えになられていることを見えているかのようになれば、これこそが完全なる確信であり、真の確信といえます。

そして、アッラーが次のように仰せられているように、忍耐と確信は、宗教における指導者としての地位をもたらします:-われは、かれらの間から、わが命令を下して(人びとを)導く導師をあげた。かれらはよく耐え忍びまたわれの印を堅く信じていた。,(クルアーン32:24)

 

 


[1] サヒーフ・アル=ブハーリー(9)、サヒーフ・ムスリム(35)。引用はサヒーフ・ムスリムから

[2] サヒーフ・ムスリム(34)。

[3] サヒーフ・アル=ブハーリー(16)、サヒーフ・ムスリム(42)。引用はアル=ブハーリーから。

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