諸啓典への信仰

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アッラーの諸啓典への信仰とは、アッラーがそれを人類に伝達させるべく、その使徒たちに啓典を下したということを信仰することです。これらの啓典は全て、啓示された時点では真実以外の何ものをも含んではいませんでした。それらはアッラーが唯一であり、かれ以外には創造者も真の管理者も所有者もなく、かれにこそ全ての美名と卓越した属性が属している、などといったメッセージが示されています。以下に挙げるのは、代表的な啓典の数々です:

1)イブラーヒームu(アブラハム)とムーサーu(モーゼ)の書:クルアーンはこれらの書の中に、いくつかの宗教的基礎を簡潔な形で提示しています。アッラー(I)は仰りました:

-それともムーサーの書にあることが、告げられなかったというのか?そして(信託を)完遂したイブラーヒームのそれも?魂は他の魂の重荷を負わされることはない。そして人間は、自らが努力したもの以外のものを得ることはない。彼は自分の努力を目にするであろう。それから十分な報いを受けるであろう。そして行き着く先は、あなたの主以外の何ものでもないのだ。,(クルアーン53:36-42)

2)タウラート(トーラー):タウラートはムーサー(u)に下された、聖なる書です。 至高のアッラーはこう仰いました:

-実にわれら(アッラーのこと)は、正しい導きと光を宿したタウラートを下した。アッラーに服従した預言者たちは、それでもってユダヤ教徒たちを裁いていたのだ。そしてまた学識豊かで敬虔な者たちや律法学者らも(そうした)。それは彼らがアッラーの書(タウラート)の保持を託され、また(そこに記されていることに対する)証人であったためである。ゆえに人々を恐れず、われ(アッラーのこと)を畏れよ。僅かな値段でもってわがみしるしを売ったりしてはならない。そしてアッラーの下されたもの(イスラーム法)以外のもので裁く者こそは、不信仰者なのである。,(クルアーン5:44)

3)ザブール(詩篇): ザブールは預言者ダーウードu(ダビデ)に下された書です。アッラー(I)は仰いました:

-…そしてわれら(アッラーのこと)はダーウードに、詩篇を下した。,(クルアーン4:163)

4)福音書:福音書はイーサーu(イエス)に啓示された聖典です。アッラー(I)はこう仰りました:

-そしてわれら(アッラーのこと)は、それ以前に下されたタウラートの中にあるものを確証するため、マルヤム(マリヤ)の子イーサーに彼らの跡を踏襲させた。そしてわれらは、彼に正しい導きと光を宿した福音を授けた。それはそれ以前に下されたタウラートの中にあるものを確証し、アッラーを畏れる者たちへの導きと訓戒とするためである。,(クルアーン5:46)  

ムスリムは全ての啓典を信じ、またそれらが本来アッラーから下されたものであるということを信仰しなければなりません。但しそれらの啓典は特定の時代に特定の民に下されたものであるため、ムスリムがこれらの法を堅持することは許されません。福音書の中には、イーサーu自身がこう言ったと記されています:

「私はイスラエルの系譜の、迷えし羊たちにのみ遣わされたのである。」(マタイ伝15:24)

またクルアーンは預言者ムハンマド(r)が将来遣わされることなど、タウラートと福音書の中に見出されるある種の内容についても言及しています:

-(アッラーは)仰った:「わが懲罰は、われが望む者に降りかかるのだ。そしてわが慈悲は全てのものを包み込んでいる。ゆえにわれは(われを)畏れ、ザカー(浄財)を払い、われら(アッラーのこと)のみしるしを信じる者たちにそれを授けよう。」タウラートと福音書の中に記されているのを彼ら(啓典の民)が見出すところの、文盲の使徒、預言者(ムハンマド)に従う者たち。彼こそは善を勧め悪を禁じ、彼らによきものを合法なものとし、悪しき物を彼らに禁じる。そして(彼は)彼らが背負っていた重荷と、彼らにはめられていた枷を取り除くのだ。ゆえに彼を信仰し、また敬いかつ援助して、彼と共に下された光に追い従う者たちこそは、真の成功者なのである。,(クルアーン7:156-157)

5)聖クルアーン:ムスリムは、クルアーンが天使ジブリールu(ガブリエル)を通して預言者ムハンマド(r)に下された、アッラーの御言葉であるということを信仰しなければなりません。またムスリムの信仰において、クルアーンこそはそれ以前の全ての啓典に取って代わる最後の啓典です。ゆえにムスリムは、人類がクルアーンとそれが下された者(預言者ムハンマドr)、そしてそれがもたらした宗教(イスラーム)を信じなければならない、と信じています。

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