アッラーは彼に請う者の誰にでも近い存在であられ、ドゥアー(祈願)が受け入れられる為の必要不可欠な条件。


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全能のアッラーはクルアーンで次のように仰せられました:

「われのしもべたちが,われに就いてあなたに問う時,(言え)われは本当に(しもべたちの)近くにいる。かれがわれに祈る時はその嘆願の祈りに答える。それでわれ(の呼びかけ)に答えさせ,われを信仰させなさい,恐らくかれらは正しく導かれるであろう。」(クルアーン2:186)

上記の節は、預言者(彼に平安と祝福あれ)に宛てた彼の仲間の一部(アッラーが彼らに悦んで下さいますように)の質問への答えとして啓示されました。彼らは彼に尋ねました。「アッラーの使途よ!私達の主は私達に近い所に居られるので、密かに彼と話しをする事ができますか(ムナジャ)、それとも彼は遠い所に居られるので、我々は(大声で)彼を呼ぶ必要がありますか?」すると全能のアッラーは、次の節を啓示されました。「われのしもべたちが,われに就いてあなたに問う時,(言え)われは本当に(知識においてしもべたちの)近くにいる。」

なぜならアッラーはアル ムハイミン、保護者であるからです。心の中にさらに隠されている事をも知る御方です。心に隠されているどんな事も危険な目も知っておられます。アッラーは彼に請う誰にも近い存在であられ、「私は請う者の祈りに応えます」と即座に答えて下さいます。

 

二つの種類のドウアー

  • アッラーを崇拝している間のドウアー
  • 苦痛な際に必要とされるドウアー

さらに、アッラーは次の二つの方法を通じて、彼の奴隷に近い御方であられます。

  • 彼の知識はすべての生物を網羅しています。
  • 彼は彼を崇拝し嘆願する者の近くにあられ、成功と彼らの願いに応えます。

もし誰かが心からアッラーに合法的なものを求めて祈る時、違法な生計の源を有するなどのドウアーに応える妨げになるものは何もありません。アッラーは彼のドウアーに応じる事を約束しました。請う者のドウアーが受け入れられる為に必要な条件に付着する時は得にそうです。その必要な条件とは次のようです。

  • アッラーの命令に従う事
  • 彼の禁則を放棄
  • 彼が私達の願いに応えて下さるという確固たる信念

こういった理由でアッラーは次の節で仰せられています。「それでわれ(の呼びかけ)に答えさせ,われを信仰させなさい,恐らくかれらは正しく導かれるであろう」つまり、誰でも心からアッラーに請う者は妄想から離され、真っ直ぐな道と信仰に導かれるでしょう。

クルアーンとスンナ(ハデイース)の中には、ムスリムにドウアーをするよう促し、アッラーの約束を確認する多くの文章があります。

クルアーンからの証明

全能のアッラーは仰せられました:

「それであなたがたの主は,仰せられる。「われに祈れ。われはあなたがたに答えるであろう。だがわれに仕えるのに高慢な者たちは,必ず面目潰れの中に地獄に陥るであろう。」(ガーフィル章:60節)

「謙虚にまた目立たない隠れたところで,あなたがたの主に祈れ。かれは教えに背く者を御好みになられない。」(高壁章:55節)

「アッラーと共に(それが出来る外の)神があろうか。いや,かれらは(正しい道から)外れた民である。」(蟻章:60節)

スンナからの証明

アブ サイード(アッラーが彼に悦んで下さいますように)の伝承で、預言者(彼に平安あれ)は言いました。「罪を無くし、親族の絆を断ち切る事なく全能のアッラーに請うムスリムは誰でも、次の三か条の一つを与える事で応えるでしょう。現世において、彼のドゥアーに応えるか、または(善行、報酬として)彼の為に来世に保存します。また彼を保護し、彼に降りかかる悪を取り除きます。彼の同胞は言いました。「だから私達は充分にドゥアーを行うべきです。」預言者は応えました。「アッラーはアルカリーム(寛大な御方)です」。アン ヌーマン イブン バシール(アッラーが彼に悦んで下さいますように)は言いました。「ドゥアーは崇拝行為です。」(アブ ダウード、アル ティルミズィーの伝承でアン ナサーイとイブン マージャに真正と認証されました。)

アナスによって伝えられたハディースによると、預言者(彼に平安と祝福がありますように)は言いました。「ドゥアーは崇拝行為の源です。」

ここで、ドゥアーは次の二つの理由で、崇拝行為の源となります。:

―ドゥアーを唱える事は、アッラーの命令に従う事を暗示し、彼(アッラー)はこう仰せられました。「私を呼びなさい。「私の唯一性(イスラームの一神性)を信じなさい。」(そして私(アッラー)に何事も求めなさい)私はあなた(の祈り)に応えるでしょう。」

― ムスリムは全ての利益や害はアッラーの手にあると認識すると、彼はアッラー以外の誰からも助けを求める事を控えるでしょう。

  • クルアーンの節に由来する道徳や教訓
  1. アッラーに嘆願するように促し、彼の恵みを暗示します。アル カリーム(寛大な御方)は、私達に彼を求める事を命じ、その要求に応えると約束しました。
  2. アッラーは彼の包括的な知識を通して全ての生物に近い存在であられます。そして彼に請い崇拝する者に近く、報酬を与え祈りに応えます。
  3. 祈り(ドゥアー)が受け入れられる為に必要な手段を明確にします。:アッラーの命令に従う事、彼が禁ずる事を避ける事、彼を信じる事、合法な生計を有し、空に向かって手を上げます。
  4. アッラーを信じて、彼に従う事は成功と指導を得る為の手段です。
  5. ドゥアーが応えられる事を防ぐ任意に、従事する事に対しての警告:非合法な生計を有する事(食事、飲み物や着衣)、アッラーに罪を願う事や、近親の絆を断ち切る事、祈りが応えられる事に希望を無くす事、信仰を捨てる事、罪を犯す事とアッラーの命令に従う事を避ける事です。
  6. アッラーの命令に従う事と彼を信じる事は、論理的にも実用的にも完璧な指導である知識の獲得に向けた手段です。

 

 

 

 

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