シルクの罪を犯す人々の間で暮らすもの
アッラー以外のものに助けを求めるシルク(多神教)の罪を犯している社会に住んでいる人がいます。その場 合、かれらが先導する礼拝に参加することは許されますか。それを拒否することが義務でしょうか。かれらのシルクはシルク・アル・アクバル(アッラー以外の ものを配する重大な不信)と見なされるのでしょうか。かれらと協調することは、真の非ムスリムとの協調として扱われるのでしょうか。
あなたの社会の人々が上述のように、死者、非生物、木、石、惑星などアッラー以外のものに助けを求めている ならば、それは最も重大なシルクであり、イスラームの社会と信仰から拒絶される。非ムスリムと協調することが許されないのと同様、協調することは認められ ない。ましてその背後で祈ることは正当ではない。非ムスリムに真実の知識を広げる場合や、イスラームが受入られる希望があり、その努力によって宗教的な状 況が改善されると思われる場合は例外として、単に非ムスリムと社交的に付き合ったり、その中で暮らすことは許されない。そうでない場合は、非ムスリムの社 会を出て、イスラームの基本とその支流を確立し、預言者 (彼に平安あれ)の手本を復活させられる社会に参加することが義務である。フサイファ(彼にアッラーの恩寵を)が伝えるように、正しい社会を見つけられな い場合、たとえ苦境に陥っても、すべての社会から隔絶しなければならない: 「人々はアッラーの使徒 (彼に平安あれ)に善とは何かを尋ねた。そして悪に陥ることを恐れて彼に尋ねた。そこで私は、アッラーの使徒よ、私たちは無知で邪悪でした。しかしアッ ラーは我々に善を与えてくださりました。それではこの善の後に悪はあるのでしょうか。かれは「あります」と答えられた。そこでさらに私はこの悪の後に善は あるのですかと尋ねた。かれは「ありますがその中に闇があります」と答えられた。私はその闇のことを尋ねると、「人々は私以外の手本に従い、私以外の導き を求めるのです。あなたがたはかれらの行いの一部を認め、それ以外のものは認めないであろう。」と彼は答えた。私が「この善の後に悪はあるのですか」と尋 ねると、「あります。ジャハンナム(業火)のドアの呼び人である。かれらの呼声に答えるものはすべて業火に投げ入れられる」と答えられました。そこで私は 「アッラーの使徒よ、それを説明してください」と頼んだ。かれは「かれらは私たちの仲間であり、我々と同じ言葉を話す」と申された。「アッラーの使徒よ。 それが私の時代に起るならば、どうすればよいのでしょうか。」と私は尋ねた。「ムスリムの社会とその指導者に従いなさい。」と答えられた。そこで私は「も しもムスリムの社会や指導者がいなければどうすればよいのですか。」と尋ねると、「それならば、たとえ死ぬまで木の根をしがまなければならないとしても、 あらゆる社会から隔絶しなさい。」とかれは申された。 ムタファクン・アライヤ (認証済。すなわちムスリム及びブハリで伝えられている)。我々の預言者、彼の一族、教友にアッラーの御加護を。