人間とジンの創造の目的


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アッラーは人間とジンを、アッラーのみを崇拝するために創造されました。アッラー(I)は仰ります:

-そしてわれ(アッラーのこと)はジンと人間を、われを崇拝させるべくして創造したのだ。われはあなた方からの糧も欲しなければ、あなた方がわれに食を与えることも望んではいない。実にアッラーこそがこの上ない御力を備えられ、(万有に)糧を授けられるお方なのだ。,(クルアーン51:56-58)

人間はただ無意味に創造されたわけではありません。アッラー(I)は仰っています:

-一体あなた方は、われら(アッラーのこと)があなた方をいたずらに創ったとでも思っているのか?そしてあなた方が(現世での行いの清算のために)わが御許に戻って来ないとでも?しかしアッラーはこの上なく崇高なるお方、真の王であられる。偉大なる玉座の主であるかれの他に、真に崇拝に値する何ものもないのだ。,(クルアーン23:115-116)

アッラー(I)は人類に対し、異なる時代において、数々の使徒をお遣わしになられました。そしてそれは人類に物事を明らかにし、彼らをアッラーのご満悦へと至る真っ直ぐな道へと導くためであったのです。アッラー(I)は仰ります:

-人々は(元来)一つの共同体であった。それからアッラーが使徒たちを、吉報を伝え、警告を告げる者として遣わされ、彼らと共に真理による啓典を下されたのだ。それは(宗教に関する意見の)相違に陥っていた人々の間を裁くためであったのである。しかし啓典を授かった者たちは、明証が到来した後に及んでも互いに妬み合い、そこにおいて(意見の)相違に陥り続けた。それでアッラーは、彼らが真実において相違していたことに関して(明らかにすべく、)かれのお許しでもって信仰者たちをお導きになられた。アッラーは、かれがお望みになられる者を真っ直ぐな道へとお導きになられるのだ。 ,(クルアーン2:213)

しかしこれは、全人類へと遣わされた預言者ムハンマド(r)のメッセージによって全ての使徒の任務が終了するまでのことでした。アッラー(I)はこう仰っています:

-言え(ムハンマドrよ)、「あなた方が、かれ(アッラーのこと)に同位者として並べ、共にしたものを見せてみよ。いや、決して(そのようなことは有り得ないのだ。)かれこそは、偉大かつこの上なく英知溢れたアッラーなのである。」,(クルアーン34:27)

人間がそれゆえに創られた任務とは、明瞭かつ決定的なものです。人間はその創造主であるアッラーを崇拝するために、創られたのです。それで、たとえ人生において有する享楽の数が微々たる物だったとしても、自分自身が創造された理由ゆえに人生を利用する者は、真の幸福を勝ち取ります。一方で自分の人生を、自分自身が創造された理由ゆえに利用しない者が見出す者は、損失と心理的問題、不安、悲しみのみなのです。それは、たとえ彼がこの世における全ての享楽や喜びを一手にしていたとしても変わりません。アッラー(I)はこう仰いました:

-…そしてもしわが御許からあなた方に導きが下った時に、わが導きに追従する者は迷うこともなく、不幸になることもないであろう。しかしわれの訓戒から背き去る者には、実に苦しい生活が待ち受けている。そして更に、われら(アッラーのこと)は審判の日に彼を盲目にして蘇らせよう。,(クルアーン20:123-124)

この宇宙に存在するものは全て、明瞭な目的と英知、偉大な利益のもとに創造されています。それは、人がそのことを理解しているかどうかに関わりません。アッラー(I)は仰っています:

-そしてわれら(アッラーのこと)は天地と、その間にあるものを、無意味に創ったのではない。それは不信仰者の憶測なのである。不信仰者に業火の災いあれ。,(クルアーン38:27)

アッラー(I)への崇拝は、かれのご命令を遵守し、またかれが禁じられた物事を回避することで完遂されます。そしてそれらは、アッラーの定められた法規定に則って成されなければなりません。アッラー(I)はこう仰っています:

-そしてこれこそ真っ直ぐなるわが道。ゆえにそれに従うのだ。そして(真理以外の別の)道に従ってはならない。そうすればあなた方はかれ(アッラーのこと)の道から、離れ離れに遠ざかってしまうであろう。これこそかれ(アッラー)が、あなた方に命じられていることなのだ。あなた方は恐らく畏れることであろう。,(クルアーン6:153)

そして宗教においては何者も、意図的であるかそうでないかに関わらず、アッラー(I)がお定めになられていないようなことを語ってはなりません。アッラー(I)は仰っています:

-そしてアッラーにこそ美名が属するのであるから、それをもってかれに祈願するのだ。かれの美名をないがしろにするような輩は放っておくがいい。いずれ彼らは自分たちが行っていたところのもので報いを受けるだろうから。,(クルアーン7:180)

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